生き続ける一つの伝統
2014年にヴェネチアに誕生したサン・ジョッベ農場 Agricola San Giobbe は、Umana S.p.a. を筆頭とする企業グループに属する会社です。
サン・ジョッベ農場は、キアニーナ種が誕生した地域で、風景、動物、人間を尊重しながら、キアニーナ牛飼育の伝統を絶やさず続けることを目指します。
地域、伝統、持続可能な経済の深い絆を構築することで、再び第一次産業を中心に据えることがサン・ジョッベ農場の目標です。革新、協働、農場・農家や農村地域の発展を推進し、農畜産食品の生産者、労働者、消費者の役割をクローズアップします。
「短いサプライチェーン」の経営方針により、サン・ジョッベ農場と一致して、地球の保護と地球に住む生き物の健康を何よりも大切に考えている人々に、飼育業者から地域への流れがますます短くなった、管理の行き届いたヘルシーな肉をお届けすることが可能になります。
サン・ジョッベとは?
サン・ジョッベという名前は、トスカーナのヴァルディキアーナとヴェネチアを結ぶ直接の絆を示すものです。
ベネチアのカンナレジョ地区の有名な一角であり、現在「カ・フォスカリ」ベネチア大学経済学部が置かれているサン・ジョッベは、かつてはヨーロッパで屈指のと畜場でした。
十九世紀半ばに商業取引を目的として町外れの一角に設置されたと畜場は、精肉の生産と女子労働者にも開かれた雇用の機会という点で、注目される場所となりました。
過去に見られたプロの能力と才能を重要視する姿勢は、今日、弊社の企業グループに引き継がれ、最高の形で表現されています。
弊社のミッション
サン・ジョッベ農場は、純粋種のキアニーナ牛とリムジン牛の飼育と販売を事業としています。最高品質、ヘルシー、生産の各段階における行き届いた管理を特徴とした肉を生産することが弊社の願いです。
企業として選択したのは、歴史と伝統が豊かな地域のアンバッサダーであるキアニーナ牛の付加価値を高めることでした。
キアニーナ牛の飼育は、ローマ帝国の時代にさかのぼる歴史的記憶を取り戻すことを意味します。この「白い牛」は、凱旋する皇帝たちや宗教儀式に登場していました。経済、風景、伝統の間に深い絆を構築することは、再び第一次産業を中心に据えることを意味します。
以下がサン・ジョッベ農場の主たる経営目標です:
- 「閉鎖サイクル」による飼育。すなわち、販売する牛や飼料を外部から購入することなく、自社農場内で生産した牛を大切にお届けします。
- 「短いサプライチェーン」、という経営理念に基づく飼育と生産。すなわち、飼育から最終消費者までの仲介を必要最小限にして、管理の行き届いたサプライチェーンを目指します。
- 生産の各段階でトレーサビリティが確保された精肉を販売すること。ヨーロッパや世界で最高の品質規格で認証された証明書付きの精肉をお届けします。
- 動物福祉を守ること。
- 環境の持続可能性を確保し、動物、環境、労働者を大切にすること。
- 貴重な生態系と生物多様性を保護すること。
- 体に良いこと、風味の良さ、柔らかさの新標準を構築し、努力と情熱の成果を共有したい人々に提供すること。