飼育
サン・ジョッベ農場では、管理が行き届き、味と栄養価の点で優れた肉をお届けするために、キアニーナ牛とリムジン牛を閉鎖サイクルとゼロキロメートル(地産地消)の経営理念にしたがって飼育しています。
閉鎖サイクル
サン・ジョッベ農場では、「閉鎖サイクル」を忠実に守る飼育を実施しています。
牛の繁殖、誕生から、離乳、肥育、と畜まで、牛のライフサイクルの全段階を管理しています。
販売する肉用牛はもちろん、飼料でさえ、外部から購入することはありません。このような飼育のしかたは、外部からの病原菌の侵入を制限し、乳飲み牛に「牛舎の免疫力」を確保することを目的としています。母牛から子牛に抗体が伝えられることにより、子牛の一生における抗生物質に使用を、非常に稀な場合に制限することができます。
生産サイクルは始めから終わりまで管理されています。最高品質の精肉をお届けするためには、牛を大切に飼育しなければならないことを確信しているからです。 この「名人技的な」サイクルを誇るサン・ジョッベ農場は、世界的に大きな需要のある管理の行き届いた短いサプライチェーンを代表・推進する農場となっています。
弊社の牛の品種
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<h2>LA RAZZA CHIANINA</h2>
<p class=”description”></p>
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[/et_pb_image_n10s]<div class=”et_pb_module et-waypoint et_pb_image et_pb_animation_right et_pb_image_n10s_3 et_always_center_on_mobile”><figure class=”n10s n10s-ming”><a title=”” href=”/la-limousine/”><img title=”LA RAZZA LIMOUSINE” src=”//www.agricolasangiobbe.it/wp-content/uploads/2016/11/Razza-Limousine.jpg” alt=”” /></a><figcaption>
<h2>LA RAZZA LIMOUSINE</h2>
<p class=”description”></p>
</figcaption></figure></div>
[/et_pb_image_n10s]牛の福祉
牛の福祉とは何を意味するのでしょうか?
このテーマは1960年代から盛んに議論されてきました。最初は「病気を持っていないこと」という理解でしたが、今日では「与えられた環境と関係するために動物が強いられるストレスの量で決まるもの」(ジョンソン・ブルーム、1993)とされています。
サン・ジョッベ農場では、牛の環境への適応とストレスの回避・除去を重視した、牛の福祉の保護を目標とする飼育方法を設定しています。
農場では牛に対して以下のことを守っています:
- 除角は必ず局部麻酔をして、牛の遊びの瞬間や健康に悪影響を与えないようにすること。
- スペース、衛生、快適さという点で最高水準に達すること。
- 牛の一生の様々な時期に最適な設備を整えること。
- 1頭1頭の牛の要求に応える個別給餌。
- 社交的挙動の尊重。
牛の管理
母牛から子牛までの繁殖工程
この工程は、牛の繁殖から子牛の離乳までを含みます。サン・ジョッベ農場では、牛を自然な形でのみ繁殖させています。
妊娠した牛は、妊娠期間の最終時期まで自分たちの柵内にとどまり、出産時に分娩室に移されます。 農場では、邪魔されることのない、静かな環境で、母牛と子牛が緊密な親子関係を成立させることができるように、牛の自然な行動に合わせた分娩室を用意しました。
肥育工程
この飼育段階では、タンパク質を多く含んだ給餌により、子牛を完全な体形に成長させることを目標とします。
筋肉・骨格が十分に成長した子牛は、繁殖またはと畜に移されます。
知ってましたか?
母牛の妊娠期間は人間と同じ9~10か月です。
離乳期間は誕生から120/150日間の期間です。この期間は、乳飲み牛には特別な管理と常に母牛のそばにいることが必要になります。
このような管理があってこそ、広い場所で飼育された場合でも、正しく長続きする母子関係が成立するのです。
給餌
農場の牛には、農場内で栽培された遺伝子組換えのない、「ゼロキロメートル(地産地消)」の飼料のみが給与されます。
牛の1頭1頭に個別に配合された飼料が与えられ、種々の生産カテゴリーの需要に応えて最適化されています。
牛に与えられる飼料は以下のように分類されます:
粗飼料
- 一番草の混合乾草: マメ科、イネ科植物や雑草を刈り取り、劣化防止のために日干しで乾燥させてベールにしたものです。
- アルファルファ乾草: アルファルファを刈り取り、日干しで乾燥させて保存します。
- 小麦や大麦の藁: 小麦や大麦は脱穀により、実が茎や葉から分離されます。回収された茎や葉はベールにされて、牛の繊維質補給に格好の飼料となります。
- ソルガム:このイネ科の植物は乾草とラップロールの両方の形で給与することができます。
- トウモロコシサイレージ: 実の粒がつやつやと熟す頃にトウモロコシの植物全体を粉砕したものです。
濃厚飼料
- ソラマメ: このマメ科の植物は、キアニーナ牛とリムジン牛の飼料として優れたタンパク質源となっています。
- トウモロコシの粒 トウモロコシの粒は乾燥させてすり潰した後に牛に与えられます。牛の栄養面において大きなエネルギー源となっています。
- 大麦の粒: 優れた繊維質、炭水化物、タンパク質源です。すり潰して給与します。
- ビタミンとミネラルのサプリメント: ヴァルディキアーナの土壌はセレンに乏しいため、この元素を外部源で補給することにしました。
牛舎の免疫力による健康
サン・ジョッベ農場では牛に予防のための医薬品を投与しないという選択をしました。これは、病気に対する抵抗力は、母牛の健康な遺伝体質が伝えられることによってのみ、与えられるべきだという確信から来るものです。
医薬品の投与は、実際に病気が発生した場合にのみに限られており、常に獣医の監視のもとで実施されます。抗生物質療法を受けた牛がと畜されるべき牛である場合は、抗生物質が体内から完全に消失するまで辛抱強く待つことにしています。 これにより、投与された医薬品が精肉に残存することが防止されます。
このようなグッド・プラクティスを選択することで、サン・ジョッベ農場は消費者と社会に貢献します。すなわち、抗生物質耐性の発生を抑制し、不要物の処理を通じて薬剤が環境に排出されるのを防止します。